医療・介護・健康領域の専門家によるウェルネス応援サイト【新潟日報|ささえ〜る

啓発へ日本縦断「RUN伴」

2016年11月11日

理解深め広がる笑顔 「できること」一緒に

認知症の人と、認知症ではない人が一緒にたすきをつないで日本を縦断するプロジェクト「RUN伴(とも)(RUN TOMO-RROW)」のランナーが9月、県内を駆けた。目的は楽しみながら認知症への関心を高め、安心して暮らせる地域づくりにつなげること。オレンジ色のTシャツ姿で、笑顔の輪を広げた。

 RUN伴は、NPO法人認知症フレンドシップクラブなどが主催。新潟ブロック実行委員会が胎内市や長岡市、南魚沼市など趣旨に賛同する地域を4日間で巡るルートを作った。本県がコースに含まれたのは2回目で、参加者は約70チーム、400人以上と初回の約2倍に。福祉関係者だけでなく会社員や大学生、ボランティアらが加わり、認知症の人の手を取って一緒に走る姿もあった。

 沿道の商店街などでは、住民がオレンジ色の小旗やタオルを振って応援。たすきの中継点となる介護事業所では、利用者が顔なじみの施設職員らのゴールを拍手で出迎えた。走り切ったランナーは、四つ折りのたすきに自分の名前を記し、喜びと達成感を共有した。

 「認知症の人ができることはいっぱいある。一緒に楽しんで互いに知ってもらい、新しいアクションにつなげたい」。新潟ブロック実行委員長の岩田拓さん(40)=塩沢デイサービスセンターゆきつばき施設長=は、そうRUN伴の意義を強調する。

 認知症、とりわけ若年性の人は「自分は何もできなくなる」との誤解やあきらめからうつ状態になり、引きこもることが多いという。岩田さんは「人と触れ合うことで乏しかった表情が明るくなり、病気の進行も遅らせることができる」と指摘。本人と家族に「外に出ても大丈夫、助けてくれる人がいると伝えたい」と言葉に力を込める。

 今回のRUN伴でも、音楽好きな認知症の人を連れ出そうと、ゴール地点でミニライブを企画。「久しぶりに母の笑顔を見られた」と家族を喜ばせた。

 また、一般の参加者には、認知症の人を見守る隣人としての自覚が芽生えるという。「企業などの参加があったことも大きな一歩。笑顔は次への原動力になる」と手応えを語った。


福祉・介護・健康フェア公式サイトはこちら>>

http://www.niigata-sn.co.jp/nippo-hukushi/

みんなのコメント

0

この記事に関するみなさんのご意見をお寄せください。
なお、投稿されたコメントは管理者の承認の後に掲載されます。 悪意ある投稿・誹謗中傷、営業目的などのコメントの掲載は 承認されないことがございますので予めご了承ください。

新しいコメントを投稿する

お名前
タイトル
コメント
1000文字以内で入力してください。
認証

投稿されたコメント 0

コメントはありません