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こんな時どうしたら

〈第18回〉脳梗塞で入院した一人暮らしの73歳 認知機能低下で金銭管理に不安 関係機関が生活支援協議 めい後見で施設入所

2018年2月1日



認知機能低下で金銭管理に不安

関係機関が生活支援協議

めい後見で施設入所


 一人暮らしの女性Rさん(73)が、脳梗塞で入院してきました。その少し前に地域包括支援センターが生活支援の調整を始めたばかり。要支援の認定を受け、それぞれ週1回ヘルパーとデイサービスを利用していました。親族の支援が困難なうえ、認知機能の低下で金銭管理に不安があり、あんしんサポートセンターも関わり始めていました。

 入院早々に地域包括支援センターから病院の地域連携室に連絡が入りました。本人の状況をみながら今後の支援について検討すること、今まで関係していなかったRさんのめいが支援してくれることになったことなどの情報でした。

 入院治療でRさんは思うように回復せず、認知機能がさらに低下。ほぼベッドを中心とした状況となり、リハビリによる回復も難しいとの評価でした。

 このため退院後について関係機関などが協議しました。集まったのは地域包括支援センターとあんしんサポートセンター、成年後見支援センターの各担当者と病院のメディカルソーシャルワーカー(MSW)、そしてRさんのめいです。めいが何十年も会っていなかったこともあり、包括支援センターのスタッフを中心に今後の支援体制や役割分担を話し合いました。

 結果、退院後は本人が入院以前から望んでいた施設に入れるよう調整することになりました。そのためにまず、Rさんのめいが入院中の世話をしながら、お金の管理工面をする成年後見人となることにしました。手続きは後見人センターが支援しました。

 また、要介護認定の区分変更と、待機者が多い特別養護老人ホーム入所の申し込みは包括支援センターが、入院中の他機関との調整と、退院直後に移る老人保健施設入所の申し込みはMSWが担いました。

 さまざまな手続きと整理に少し時間はかかりましたが、無事老健を経て特養に入所できました。Rさんは地域包括支援センターの早い動きで親族の支援を得られましたが、最近は身寄りがない人に対する地域支援や入退院支援の相談が増えています。


ささえ~る+アドバイザー

岩淵英理さん

(豊栄病院医療ソーシャルワーカー)

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