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こんな時どうしたら

〈第24回〉両足に障害、筋力衰えた65歳 介護保険を申請、要支援2

2018年8月25日




障害福祉サービスと併用
週3回の入浴可能に
 両足に障害があるXさん(65)は自宅で1人暮らし。障害福祉サービス事業所のヘルパーが日常的に家事をサポートしていますが、最近、足に力が入りにくくなりました。困ったのが入浴。筋力が衰え1人で浴槽に入ることが難しい状態です。
 不安を感じたXさんは、障害福祉担当の相談支援専門員に悩みを打ち明けました。専門員からは「障害があっても65歳以上の人は介護保険サービスの利用が優先される」との説明を受けました。専門員、ヘルパーともに気心が通じており、本人は新しい人付き合いに気が進まない様子でしたが、介護保険の要介護認定の申請をしました。
 その結果は要支援2。早速、相談支援専門員と、地域包括支援センターから委託を受けた介護支援専門員が本人と面談し、今後の支援の方針について話し合いました。
 その際、問題となったのが、入浴でした。Xさんは1日おきの入浴を希望していましたが、介護保険を利用した場合、要支援2では、週2回しかお風呂に入れません。市役所福祉課の障害、介護保険の両担当者を交え、改めて対策を練りました。
 そこで出た案が、介護保険、障害福祉の両サービスの併用でした。Xさんの希望をかなえるため、介護保険を使い週2回、障害福祉で週1回の計3回、デイサービスセンターで入浴。加えて、介護保険を利用し、ヘルパーを週2回、自宅に派遣することにしました。
 介護保険を使っても、障害福祉サービス事業所のヘルパーがこれまで通り家事を支援します。また、相談支援専門員と介護支援専門員は情報を共有しており、どちらに相談してもきちんと対応すると説明すると、Xさんも納得してくれました。
 デイサービスセンターの利用開始直後、Xさんは緊張した様子でしたが、1カ月ほどで慣れました。自宅では気を遣うことなく、顔なじみのヘルパーに冗談を言いながら、これまで通りのサポートを受けています。


ささえ~る+アドバイザー

角屋宗敬さん

(在宅介護支援センター堀之内管理者)



障害者の介護保険利用

所得に応じ自己負担増

障害があっても65歳以上の人は、介護保険が優先的に適用されます。介護保険ではカバーできない部分については、Xさんのように障害福祉サービスで補うことになります。

 障害福祉サービスの細やかな適用範囲は、市町村によって異なり、そのつど確認しなければいけません。また、福祉サービスを受ける障害者が介護保険を使う場合、所得などに応じ、料金の自己負担が増加します。この点は注意が必要です。
 それぞれの分野には、相談支援専門員と介護支援専門員がいます。両者は常に情報を共有しながら、利用者がよりよく暮らせるよう連携しています。困ったことがあれば、相談してください。

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