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パネルトーク「未来(あす)担う看護職へ~多職種連携チームからのエール」前半

2017年3月21日


【パネリスト】



社会祉法人長岡福祉協会高齢者総合ケアセンター

こぶし園総合施設長 吉井靖子氏






社会福祉法人魚沼福祉会在宅介護支援センター堀之内

管理者・介護支援専門員 角屋宗敬氏






阿部胃腸科内科医院理事長 

阿部行宏氏







新潟県厚生連豊栄病院福祉連携センター

患者総合支援センター主任・医療ソーシャルワーカー 

岩淵英理氏






佐久総合病院看護部長 

関真美子氏





【ナビゲーター】


済生会新潟第二病院地域連携福祉センター副センター長 

斎川克之氏





患者の課題、地域で解決 岩淵氏

望む暮らし実現へ援助 角屋氏


 看護職就職応援キャンペーン2018(新潟日報社主催)の一環で先月、新潟市の朱鷺メッセで開かれたささえ~る+セミナー「地域包括ケアシステムと看護職の럀未来(あす)」。「ささえ~る+」番外編の2回目はパネルトーク「未来(あす)担う看護職へ~多職種連携チームからのエール」前半の内容を紹介する。


 斎川 各自の仕事や看護職との関わりを聞かせてください。

 岩淵 医療ソーシャルワーカー(MSW)はケースワーク(個別支援)が基本です。退院後、生活支援が必要になる人に寄り添い支援します。豊栄病院では患者の状況に応じてベッドサイドにも入りますが、私たちだけの知識では患者の状況を把握できません。より良い支援には看護師からの情報が必要です。そして、患者の課題をいかに地域につなげ解決していくか。ソーシャルアクションも私たちの重要な業務だと感じています。

 当院がある新潟市北区では、医療と介護の支え合いネット「ござれやネット」が立ち上がり、多職種で勉強しています。昨年5月には在宅医療介護連携ステーションを開設し、院外との連携を進めています。

 角屋 介護支援専門員は「サービス調整」という手法で、さまざまな生活のしづらさを抱える利用者が望む暮らしを実現するために働く相談援助職です。本人のニーズを充足させるために、さまざまなサービスや支援をつなぎます。

 地域包括ケアシステムは、本人の力や民間サービス利用の「自助」、家族やボランティアらによる「互助」、社会保険や医療機関などの「共助」、生活保護などの「公助」から成ります。さらにこの4つを「生命」「生活」「人生」の3層の深みを持って捉えますが、一番のベースは生命で、看護師と連携してサポートしている部分と言えるでしょう。看護師が活躍する介護保険事業所も多くあります。


在宅往診、地域活動に力 阿部氏

看護の場が進化、多様化 吉井氏


 阿部 開業医ですが、さまざまな活動をしています。「何でも相談でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う」かかりつけ医として、在宅患者の往診もしています。医師は看護師なくして治療などできませんし、地域医療では訪問看護師の役割が大きいですね。

 新潟市東区山の下エリアで、多職種連携の「山の下ねっと」を立ち上げ、代表を務めています。目指すところは、より良い「死」を迎える時まで安心して生活できる地域をつくること。そのために現実を直視し、実情を探り、できることから少しずつ提案しています。百人規模の講演会とグループワークなどに取り組んでいます。

 吉井 看護を提供する場が多様化し、特養や老健など福祉分野にも働く場が広がりました。看護師にはぜひ、福祉施設も変わってきていることを知ってほしい。地域の人が集うホールにバーカウンターやキッズルームがあり、利用者の居室ごとに玄関や郵便ポストがあります。

 また、病院の電子カルテ化が進む中、高齢者総合ケアセンターこぶし園は情報通信技術(ICT)をいち早く導入し、タブレットを使った業務の効率化と情報の共有化を図りました。地域包括ケアでは法人を超えた連携が必要なので、長岡市全域のICT化を医師会や行政、各事業所と連携し進めています。

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