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担い手たずねて

〈第17回〉燕西地区こまりごと相談所 (燕市花見)

2017年10月10日


お互い様の親切 ご近所つなぐ

 「病気で早朝に起きられず、ごみ捨てができない」「神棚に正月飾りを付けたいけど、高い所に上がるのは怖い」…燕西地区のこまりごと相談所には、こうした電話がポツポツ入る。

 応じる相談員は元市職員や保護司ら地域の事情に詳しい住民4人。2人1組で毎週水曜日の午前、西燕公民館(燕市花見)に詰め、必要なサービスや機関につなぐ役割だ。前者の相談には、同じごみステーションを使う住民数軒に打診し、定期的に手伝うボランティアを確保。後者は連絡を受けた自治会長がその日のうちに飾り付けた。

 相談所の設置を決めたのは、小学校区単位の支え合い活動推進委員会だ。誰もが暮らしやすい地域にする仕組み作りへ話し合いを重ねた。2014年からこれまでに燕西と燕第一、分水小学校区の3地区が相談所を立ち上げた。

 委員会は燕市社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー(CSW)が、住民主体の話し合いの場になるよう後押し。いずれの地区でも老老介護や独居な

ど高齢者のみ世帯の増加による課題が見えていたためだ。

 燕西地区を担当する同社協CSWの渡邉誠さん(30)は「昔のような近所付き合いが希薄になり、ちょっとした頼み事もできないのが実状だった」と背景を説明。家庭ごみがあふれたなど、すぐに言い出せていれば早く解決できたケースもあったという。

 課題をキャッチするアンテナとなった相談所。相談員の氏田洋子さん(68)は孤立感を抱えたお年寄りの多さを実感した。「介護など専門職の人はさみしさまで埋めてくれない。話し相手を求めている」という。

 同じく高桑紀美江さん(68)も「子育て世代も含め声に出せない潜在的な困りごとは多い。お互い様の親切をつないでコミュニティを再構築するお手伝いができれば」と話す。相談所の母体となった同地区の支え合い活動推進委員会は今後、誰もが気軽に立ち寄れる集いの場づくりを進める方針だ。







燕市社会福祉協議会CSW

渡邉誠さん





課題解決スムーズに


 燕市内各地の支え合い活動推進委員会は自治会役員や民生委員、ボランティアら住民が主体で、身近で相談し合える仕組みとして機能しています。こまりごと相談所ができて間に人が入ることで、課題解決がスムーズになった面があります。

 こまりごとの電話が入ると、CSWが相談員と一緒に自宅を訪問。話を聞くと他の不都合も見えてきます。その都度、課題に応じた専門職につないだり、ボランティアを探したりしています。見守りや話し相手、外出の付き添いなど無理なくできるボランティアの登録を増やしたいですね。


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