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担い手たずねて

〈第28回〉小千谷市社会福祉協議会(小千谷市)

新潟日報

2019年2月2日



「お互いさま」困り事支援助け合い

 「最近、調子はどう。この前、歩いている姿を見掛けたよ」「病院のリハビリに行き始めたんだ」―。小千谷市上ノ山2の市営住宅の一室。掃除に訪れていた、近所に住む和田美紗子さん(77)が声を掛けると、住人の田崎正勝さん(67)がうれしそうに近況を話し始めた。

同市社会福祉協議会は2015年度から、生活支援サービス事業「あちこたネットおぢや」を行っている。「足が痛くて、買い物に行けない」「高い場所にある電球を交換してほしい」など、高齢者や障害者のちょっとした困り事を地元住民のサポーターが有償で支える。
基本料金は30分200円。利用件数は16年度201件、17年度475件と年々増えている。サービスの希望は、掃除・ゴミ出しが最も多く、1人暮らしの人から話し相手を求める依頼も多い。同市社協の羽鳥成彰係長(48)は「昔のような近所付き合いが希薄になり、介護保険でも賄いきれない隙間を埋めている。無償だと遠慮してしまうことも、有償なら頼む方も気が楽」と説明する。
1人暮らしの田崎さんは、脳梗塞などの後遺症で体が不自由なため、2年前からサービスを利用する。現在、浴室とトイレの掃除を月2回頼んでいる。
和田さんとは以前から知り合いだったこともあり、掃除の合間も会話が弾み、笑い声が絶えない。「本当に助かっている。話をすることも、いいリハビリになっています」と田崎さん。
和田さんは手際よく浴槽を洗剤で磨くなど、20分ほどで掃除を終えた。「何か手助けできることがあれば」と、事業開始当初からサポーターになった和田さんは「利用者さんと話をして打ち解け、元気になっていく姿を見るのはうれしい。自分が動けるうちは続けたいね」とやりがいを感じている。
同市社協の諸橋章成主事(25)は「あちこたネットは『お互いさま』の精神を大事にしている。利用者とサポーターが対等の立場で、お互いの気持ちを大切にしながら長続きする支援の輪を地域に広げていきたい」と話した。





小千谷市社会福祉協議会
地域福祉係主事
諸橋 章成さん



男性支援者の増加期待

 本人やケアマネジャー、民生委員らから電話で困り事の連絡が入ると、社協職員が本人と面談し、要望を調整した上でふさわしいサポーターを決めています。

お手伝いが終わった後に、利用者がサポーターに料金を直接支払う仕組みなので、利用者は感謝の気持ちを伝えられ、サポーターもやりがいにつながっています。
サポーターの登録者は女性が8割。冬場は玄関先など軽度な雪かきの依頼もあるので、男性サポーターの登録がもっと増えると、より充実した支援活動ができると思います。
これからも在宅でできるだけ長く望む生活ができるように、サポートしていきたいです。





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