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「オレンジの輪」おとなプラスシリーズⅡ(第3土曜日) 認知症・ともに歩こう

県認知症ケア専門士会(長岡市)

新潟日報

2018年11月17日

おとなプラスシリーズⅡ

認知症・ともに歩こう⑮


職種超え研さん積む
研修やカフェ、啓発にも力



 認知症ケアに携わる医療や福祉・介護の専門職で、より高い知識や技能、倫理観を持つと認められたのが「認知症ケア専門士」だ。高齢化に伴い認知症の人が増加する中、その役割はますます大きくなっている。
「県認知症ケア専門士会」の会員は、介護福祉士やケアマネジャー、作業療法士などさまざま。施設や職種、役職に関係なく会員同士が互いに研さんを積み、認知症の人が暮らしやすい社会を実現するため、活動を続けている。
出雲崎町の作業療法士で会員の荒川信夫さん(43)は「看護や介護といった職種を超えて認知症ケアについて考えるのは、とてもよい刺激になる」と活動の意義を強調する。
取り組みの中心となるのが専門家らを招いた年2回の研修会や、上中下越の3会場で開催するケアカフェだ。カフェでは、自動車運転や若年性認知症の人への接し方など毎回、テーマを決めて意見交換する。このほか、県民への啓発活動にも力を入れている。
9月下旬、長岡市のアオーレ長岡で開かれた「すこやか・ともしびまつり」では、「認知症サポーター養成講座」として会員手作りの紙芝居を披露し、認知症の祖母と家族との事例を取り上げた。
夕食を食べ終えたのに「まだ食べていない」と祖母が繰り返す場面では、「今、ご飯を用意しているので座って」と適切な対応方法を紹介。「認知症の人は、ついさっきのことも忘れてしまう。決して怒らないで」と会員が呼び掛けると、参加者はうなずいていた。
長岡市の管理薬剤師、新保弘子さん(51)は「薬局にも多くの認知症の人が来るので、対応方法を学ぶために資格を取った。どうすればよりよく接することができるか常に考えている」と表情を引き締める。
代表を務める三島病院(長岡市)の作業療法士、佐藤庄吾さん(40)は「認知症は何かとマイナスのイメージを持たれるが、笑顔で頑張っている人もいる。高齢者だけでなく、若い世代にもそのことを知ってもらいたい」と話している。


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