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「オレンジの輪」おとなプラスシリーズⅡ(第3土曜日) 認知症・ともに歩こう

グループホームしあわせ広場(新発田市)

2018年12月15日

おとなプラスシリーズⅡ
認知症・ともに歩こう ⑯

グループホームしあわせ広場(新発田)


仲間と暮らし安心感
「できること」継続大切に


リビングでお茶を飲みながら和やかに語り合う入居者たち=新発田市御幸町のグループホームしあわせ広場

 認知症の症状があるお年寄りが暮らす、グループホームしあわせ広場(新発田市御幸町)のティータイム。入居して2年になる大竹マサ子さん(81)が「家にいた時は、1人でいることが多かったけど、ここだとみんながいて楽しい。本当にいい所よ」と穏やかに語る。「そうだよね。けんかすることもないしね」と向かいに座っていた渡辺ケイ子さん(84)がにこやかに応える。
 しあわせ広場は、有志で立ち上げた株式会社「ケア・ハート」が2005年12月に開設。少人数の高齢者が家庭的な環境の中で、ケアスタッフから日常生活などのサポートを受けながら共同生活をする住まいだ。要支援2か要介護1以上の介護認定を受けている人が対象。認知症の症状があることも要件で、入居時には専門医の診断書が必要だ。しあわせ広場には、主に初期~中期の認知症症状がある、88~102歳のお年寄り18人が入居している。
 ホームは二つのユニットに分かれており、それぞれ9人が入居。各ユニットには、約6畳の各自の居室と共同のリビング・ダイニング、トイレ、浴室が設けられている。ベッドが置かれた居室は、セピア色をした思い出の写真や、花などで思い思いに飾られている。
 大竹さんは「1人暮らしの時は夜に風が吹いただけで怖かったけど、ここでは平気。家族も安心しているわ」と語る。リビングで朝食を取った後、日中に居室のベッドで短時間休む以外は、ほぼリビングにいて仲間と過ごしている。渡辺さんも以前は1人暮らしだった。「今は朝から晩まで、話し相手に困らなくてうれしい」とほほ笑んだ。
 「機能維持のためにも、洗濯物を畳んだり、部屋のモップがけをしたり、できることは自分でしてもらうことを大切にしています」と青木将人統括施設長(52)は語る。動作に時間がかかってもスタッフは「待つ」ことが重要だという。
 認知症の症状で不安感が募ったり、「家に帰りたい」と入居者が訴えるケースもある。青木統括施設長は「そういう気持ちになる理由が必ずどこかにある。否定せずに確認するなど、個別に接する時間をこれからも大事にしていきたい」と話していた。


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